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D3ブログ - Wcup日本チームに見るチームワーク

Wcup日本チームに見るチームワーク

カテゴリ : 
技術士合格支援 » 人的資源管理
執筆 : 
pmp_admin 2010-7-1 12:30

【人的資源管理】 WC杯日本チームに見る「フォロワーシップ」
 
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に、4大会連続で出場した日本代表。
初出場した1998年のフランス大会。2002年の日韓大会以来2度目の決勝トーナメント進出を果たした。
残念ながらトーナメントの1回戦、延長戦の末にPK戦でパラグアイ代表に敗れ、初めてのベスト8進出はならなかった。
日本中が応援していた。サポーター同様、チーム関係者の虚脱感は充実感同様に大きいだろう。

岡田監督は、試合後は宿舎で最後のミーティングを行い「ありがとう」と選手、スタッフに感謝し、座右の銘「人間万事塞翁が馬」を口に出した。人生は予測ができないものだから何が起きても安易に喜んだり悲しむべきではない。と最後のメッセージとして残した。
今後について問われると「どこかに消えます」と話し「オレはこれ以上、日本のサッカーを背負えない。当分はサッカーのことを考えたくない」と当面はサッカーから離れるとのことだ。
指揮官としての重圧は相当あったのだろう。

ところで、大会直前の強化試合で連敗し大きく下がっていた岡田監督の評価は急上昇。
また、選手たちの海外での評価も上がっている。
有力国の1次リーグでの敗退に日本の
「チーム力」の評価も高いようだ。
 
WC杯日本チームに対して、「チーム力」を考えてみたい。
チームには監督がいて、チームには「リーダー」と「メンバー」がいる。
リーダーとメンバーとの相互理解がチーム力向上につながる。
 
なぜ、岡田監督は代表に川口能活選手を選んだのだろうか。
岡田監督は南ア大会に参加する代表選手を発表した記者会見で、川口選手を起用した理由について次のように述べた。
「川口のリーダーシップや選手から一目置かれているという存在感が、どうしても必要だと考えた」
そして、川口選手は合宿初日、岡田監督の部屋に呼ばれ、「勝てるような雰囲気作りをしたい。みんなが1つになって戦うことが大事だ」と言い渡されたという。
岡田監督は、選手たちの自立性と積極性をマックスまで引き出すには、川口選手が必要だと判断したのだろう。
すなわち、川口選手には「チームキャプテン」を委ねた。
また、WCup直前に長谷部選手を「ゲームキャプテン」とした。
彼は、プレイ以外にも岡田監督と共にチーム代表として各国のメディアに対応し、人に不快感を与える事のない発言で、チームのイメージアップにも少なからず貢献したと思う。

岡田監督が目指したチーム力が機能したのは、こういった一つひとつの積み重ねがあったからである。


 
== 以下、日経ONLINEの河合薫氏の記事を抜粋引用する。(若干の加筆修正あり) ==
 
リーダーシップに最も必要なものとは何か?
優れた判断力、的確な決断力、素早い行動力……。
こうした意思決定のプロセスに関することを思い浮かべる人が多いだろう。
人間関係力やコミュニケーション能力などを挙げる人もいるかもしれない。
 
リーダーシップに関する研究の歴史はかなり古く、プラトンの「国家論」まで遡る。
プラトンは、「英知を持ったリーダーが国を治める」という哲人リーダー論を唱えた。
また孔子は「論語」の中で、リーダーの資質は“徳”であると論じた。
数千年も前から、リーダーにはかなり高い資質が求められていたのである。
 
確かに様々な状況を判断して、「よし、いくぞ」と即決する潔いリーダーは魅力的である。
「このリーダーについていこう!」と安心できるし、モチベーションだって高まる。
決断が正しかったリーダーは評価され、決断が外れた場合はリーダー失格の烙印を押される。
 
当然ながら人間である以上、百発百中はあり得ない。時には間違うこともある。
だが、優秀なリーダーは、高い確率で決断したことを的中させる能力に長けている。
たとえ失敗したとしても、その失敗をただの失敗で終わらせないしぶとさも兼ね備えている。
人間的にも魅力のあるカリスマ性を持った人物でもある。
 
「それがリーダーだ」。一般の人たちだけでなく研究者たちも、リーダーについてこう考えてきた。
でも、同じ人間で、そんなにすごい人がどれだけいるだろうか?
仮にいたとしても、リーダーとしての資質を兼ね備えたトップが率いる組織は、必ず成功しているのだろうか? 
 
リーダーシップを左右するフォロワー(組織構成員)
リーダーシップとは、リーダー(=トップ)の資質とそのリーダーに従うフォロワー(=構成員)の行動によって決まる現象であり、リーダーの資質以上にフォロワーの質が大きく影響する。

「フォロワーシップ」
という概念が注目されるようになったのは、1980年以降のこと。
これは平たく言えば、“部下力”。
不思議なことに経営学の世界でも、組織心理学の分野でも、リーダーシップ論のほとんどは、リーダーの資質にばかり焦点を当てており、フォロワーシップに関する研究は極めて少ない。
最近になってようやく、欧米を中心にフォロワーの能力に関する研究が増えてきたところだ。
 
 「組織運営においてリーダーの及ぼす影響力は10%程度で、残りの90%は、部下である人々の力が左右する」
 
米カーネギーメロン大学のロバート・ケリー教授はこう指摘して、リーダー神話ともいわれるリーダーのカリスマ性を否定した。
また、米国の組織心理学者のライクは、「攻撃的なリーダーや一匹狼の天才は必要ない。大切なのは、リーダーが自分のチームに誇りを持てるかどうかだ」と語っている。
 
つまり、リーダーが真のリーダーになるためには、どんな部下を持つことができたかの方が重要であり、自分を理想のリーダー像に近づけようと努力するよりも、部下たちの力を借りる努力をした方が、チームは成功するのである。

では、誰がトップになろうとも、優秀な部下さえいればその組織が成功するのだろうか? 
そんなことはない。
優秀なフォロワーは、常に優秀なリーダーを求め、優秀なリーダーだと彼らが認めたリーダーに対してのみ、フォロワーシップを発揮するからだ。
 
「優秀な部下はどこかにいないだろうか?」とリーダーたちが探すのと同様に、部下たちも「優秀なリーダーはいないか?」と常に探し求めている。
そして、「この人はすごい!」と感じたリーダーの下で働く時にだけ、自らのフォロワーとしての能力を最大限に発揮するのだ。
 
前出のケリー教授がリーダーの影響力として算出した10%とは、フォロワーに選ばれるための資質と見ることもできる。
 
フォロワーに選ばれるリーダーの条件
では、どんなリーダーをフォロワーは選ぶのだろうか?
これまで実施されている調査研究を参考にすると、次の3つに絞ることができるようだ。
 
(1)明確なビジョン
 リーダーが掲げるビジョンに賛同できるかどうか。フォロワーにとって、そのビジョンが魅力的かどうか。
 ビジョンを実現するために、エネルギーを投入する価値があるかどうか。
 
(2)貢献力
 明確なビジョンに、リーダーがどれだけこだわりを持ち、それを実現させるためにエネルギーを注いでコミットしているか。
 リーダーのコミットの度合いが、ビジョン達成へのフォロワーの貢献度を左右する。
 
(3)批判力
 リーダーの言動やリーダーの判断に対する批判、意見、組織が機能するための自分の考え、などをリーダーに伝える機会があると同時に、それらに聞く耳を持っているリーダーかどうか。
 
多くのリーダーは、3番目の批判力を嫌う傾向が強い。
自分を批判したり、自分が思いもつかなかいアイデアを考え出したりする部下に対しては、自己の存在を脅かす“もの”として脅威を抱くのだ。
「あいつは俺にいろいろ意見してきて、俺のポジションを奪おうとしてるんじゃないか」などと考えるトップでは、フォロワーたちの他人力を使いこなすことはできない。
 
これまでの実証研究では、優秀なフォロワーほど批判力が高いものの、「優秀なフォロワーは永遠にフォロワーであろうとする」とされる。
つまり、自分に対する客観的な評価を受け入れる冷静な判断と、その脅威に耐えられる度量を併せ持ったリーダーだけが、永遠に自分を支えてくれるフォロワーを手に入れることができるというわけだ。
 
さらに、「この人についていこう」とリーダーを認めたフォロワーに、その能力を最大限に発揮してもらうためには、リーダーの方も部下の資質を見極める必要がある。
 
フォロワーを見極める2つの基準
部下の組織に関与する積極性と、自身のキャリアに対する自立性の高さを見極める能力が、リーダーには欠かせないのだ。
積極性は高いが、自立性が低い部下は、ベクトルを完全に組織に向けている縁の下の力持ちタイプだ。
 
積極性と自立性がともに優れているのは、フォロワーたちの中のリーダータイプ。
どちらのフォロワーもタイプこそ違うが、リーダーを支える大きな力を発揮する。
多くのトップが「優れたフォロワーだ」と誤解するのが、自立性は高いが積極性の低いヒーロータイプだ。
このタイプは仕事の能力には長けているが、ベクトルがすべて自分に向けられているため、自分が中心にならないと満足できない。
メンバーから「勝手だ」と非難されたり、目立つ仕事を好んで小さな地味な仕事に興味を示さなかったりするため、孤立することが多く、フォロワーシップを放棄するケースがある。
従って、ヒーロータイプのフォロワーシップを機能させるには、彼の積極性を高める組織作りと、周りのスタッフが彼をどれだけ受け入れられるかで決まってくる。
 
岡田監督は今回のワールドカップの目標として「ベスト4」という大きなビジョンを最初から掲げ、「サッカーはチームで戦うスポーツだ。
それを世界に証明する」と明言し続けてきた。
どんなに世間から「ベスト4なんて非現実的だ」と批判されようとも、どんなに得点力不足で勝ち星を上げられなくても、ひるまなかった。

日本代表の選手たちも「ベスト4」と言い続けていたことから推測すると、
フォロワーシップが機能するための第一条件である明確なビジョンは、選手たちの間に浸透していたに違いない。
そして、川口選手を選出したのは、フロワーシップを機能させ、チーム力を高いレベルにするために他ならない。
== 抜粋引用終了 ==

追記:日本代表の帰国記者会見を見ましたか?
    岡田監督のコメントに続き、川口チームキャプテン、長谷部ゲームキャプテンのコメント。
    そして、報道関係者からの質問。本田選手、川島選手と続いた。
    本当に世界で戦える力を感じました。
    さて、次期監督は? と思ってしまいます。
    そして、選手たちの今後の活躍が楽しみですね。
     サポーターとして応援することが、我々にとっての責務かもしれません。

 
さて、7月になった。Skype講座の予定表が埋まっていく・・・・・
 
今年の総監受験講座は、Dropboxを活用している。
Dropboxの共有ホルダーには、講座予定表を入れてあり、受講生が講座の枠に受講予定を自由に書き込んでもらっている。
他の受講生の方の予定もわかるので、モチベーションの維持にも役立っていると思う。
また、記述試験の論文もDropboxに入れてもらうようにしているので、他の方のSkype講座に参加して、論文を見ながら、講座内容も聞くことができるので、参考になっていると思う。
時には、他の受講生に講評をしてもらったりしている。これは指摘することで自分の論文構成力を高めるためだ。
 
さて、今日、夕刻、想定模擬問題2問、Dropboxに入れる予定だ。
最近の社会動向を前文に作成したのだが、ちょっと難しすぎる問題となってしまったが、総監技術士に要求されているあるべき姿を問う問題だ。
 
ロジカルシンキング、クリティカルシンキングについても講座したいと思っているが、これは筆記試験終了後になるだろう。
  
  
総監受験対策本 総監虎の巻シリーズ2010版
書籍内容の概要は、こちらです  (2010版のサンプルpdfは未アップです)
 
択一問題の過去問をエクセルで行う!!!
フリーソフトを利用しているので、図表がうまく表せないとか、計算問題の解説が表現しきれないとかの制約条件はありますが、択一過去問を繰り返し行う上で、有効なツールだと思います。
 



 
 
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