Welcome Guest 
技術士総監受験対策
picoメニュー
ブログカテゴリ一覧
amazon

総監フォーラム トピック一覧 since 2009/03/04

D3ブログ - 【安全管理】青本 5.1.7 社会的受容とリスク認知

【安全管理】青本 5.1.7 社会的受容とリスク認知

カテゴリ : 
技術士合格支援 » 安全管理
執筆 : 
pmp_admin 2011-4-17 6:37
 
今日から不定期ではあるが、「青本」をベースに、
今回の震災、それ以降の一連の不測の事態に対する重要な部分について掲載していく。
 
 
【安全管理】青本 5.1.7 社会的受容とリスク認知
 
情報は加工されて発信されている。
情報には事実と想定、そして意見、見解がある。
その情報が社会に受け入れられる際の「社会的受容」について、考えてみよう。
 
青本には次のように記載されている。
 
============================================
 
5.1.7 社会的受容とリスク認知
世の中のあらゆる事象には例外なく一定のリスクが存在する。それにも関らずその事象を受け入れるのは、負の効用を正の効用が上回るからである。対象となる事象や科学技術の持つ正負両面を考慮し、その上で社会が受け入れることを社会的受容もしくはPA(Public Acceptance)と言う。
 
正負両面の効用をトレードオフした結果として、比較的正の効用が大きいと判断されたものは社会的受容が最も高く、その逆に負の効用が大きいと判断されると社会的受容は低くなる。前者の例としては、新幹線や胸部X線などが挙げられるし、後者には核兵器などが該当する。心臓移植や原子力発電所など議論が盛んなものは、その中間に位置していると考えられる。
(心臓移植や原子力発電所は最近の話題です)
 
しかし、社会的受容は永久不変なものではなく、時代や地域によって異なるし、また変化するものである。蒸気機関車が初めて登場したときには、猛烈な反対運動が起きたことなどが一例として挙げられる。
 
つまり、社会的受容は正負両面の効用を勘案して下される合理的な選択という面ばかりでなく、時代や価値観の流れの中で変動する社会心理学的な現象であり、一定不変なものではない。
 
科学技術を担う技術者が行うべき重要なことは、リスクコミュニケーションを行う中で、その事象や科学技術のリスクに関する正確な情報を伝え、社会が判断できる材料を提供することである。
 
一方的な反対や推進を前提とした情報提供では真の社会的受容は得られないことを理解する必要がある。社会的受容の向上を目指した活動としては、地域住民との対話やシンポジウムの開催、マスコミを利用した広報などが行われることが多い。しかし、リスク認知に関するバイアス(認知メカニズム内の一定の歪み)の問題もあり、短期間で効果を挙げることは一般的に難しい。継続的な活動を粘り強く行うことが必要である。
 
全てのリスクを完全に管理することは出来ないため、最終的にはあるレベルで許容限界を設け、それ以下であれば耐えるもしくは受け入れるというコンセンサスを得る必要がある。つまり、どのレベルの安全であれば受容できるかという問いを組織内外に問うことになる。
 
その際に重要なのは、個人・組織・社会のリスク認知の状況が社会や文化のあり方や様々なバイアスにより影響を受けるということである。
 
リスク情報は様々なメディアを通じて個人や社会に到達する。組織内であっても、口頭による伝達、文書による伝達、放送による伝達など様々なものが考えられる。
 
それらのうちのある部分は信憑性を疑われることにより無視され、またある部分はリスク情報の重大な脅威のために自己防衛の働きにより排除される。
 
すなわち、リスク情報は到達した段階でフィルタリングの過程を経ることになる。しかし、フィルタリングを通過した情報であっても、バイアスを内包することになる。
 
表5?2に、リスク認知を歪めるバイアスの中で普遍的なものをまとめている。
 
表5?2 リスク認知のバイアス
 
正常性バイアス:個人レベルでの異常性がある範囲内であれば、一般的に普通と考えられる見方をしてしまおうとする傾向のこと。リスク情報の異常性を減じて日常性の中に埋め込もうとするもの。
 
楽観主義的バイアス:破壊に至るような見方よりも目常からの軽い逸脱の一つとして楽観的に解釈しようとする傾向のこと。心理的ストレスを軽減しようとする働きである。
 
カタストロフィーバイアス:極めてまれにしか起きない被害規模の巨大なリスク(巨大地震、小惑星の地球衝突)に対してリスクの過大視が起こる傾向のこと。
 
ベテランバイアス:過去のリスク対処により得られたリスク耐性(災害下位文化)が災いし、新たなリスクに対する判断を誤らせる可能性のこと。
 
バージンバイアス:経験したことのないリスクに対して、リスクを過大に、もしくは過小に評価し、正確なリスク認知を得られない可能性のこと。
 
============================================
 
新聞、テレビの報道を通じて、被災情報は発信された。
 
カタストロフィーバイアス:極めてまれにしか起きない被害規模の巨大なリスク(巨大地震、小惑星の地球衝突)に対してリスクの過大視が起こる傾向のこと。
 
であるが、過大視だけであっただろうか?
 
不測の事態といって、過小視しようとしていた傾向はないか・・・・・・・
 
ベテランバイアス、バージンバイアスがある・・・・・
 
情報発信・受信については、
1)送り手の要因、2)受け手の要因、3)メッセージの要因、4)媒体の要因がある。
(これらについては、5.1.6 リスクコミュニケーション 次回アップする)
 
それによって、発信された情報が社会的受容を受けていないという事例が多くあった。
 
============================================
 
津波を伴う大震災による多大な被害があった。また、原子力発電所での被害があり、災害が拡大した。
その際の社会的受容とリスク認知について、あなたの見解を述べよ。
 
============================================
 
さて。今日4/17行う「近畿青年技術士懇談会」とのコラボである「総監講座」に向けて、
ちょっと下準備をしている。
 
1月に行った「近畿青年技術士懇談会」の例会での講演では、講演原稿としてマインドマップを作製したが、
今回は、講座カリキュラムを決めているのでそれに沿って、講義をするだけだ。
講義内容はそのカリキュラムに沿って、今まで行っていた内容を解説するだけなので、特に原稿などは用意していない。
 
ただ、パソコンやビデオカメラ、ビデオの画像をパソコンに取り込み、
skypeの画面に出す周辺機器の点検と荷造り(ちょっと大げさだが)をするのみ。
 
また、新たな方とお会いして、講義をできるのを楽しみにしている。
 
では、ちょっと愛犬の散歩に・・・・・・
 
 
 
 
 
 
 
  • コメント (0)
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (7384)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://pmp.s21.coreserver.jp/xoops_cube/modules/d3blog/tb.php/316
アクセスカウンタ
今日 : 584
昨日 : 913
今週 : 5532
今月 : 18978
総計 : 6636212
ブログ カレンダー
« « 2017 8月 » »
30 31 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2
ブログアーカイブ
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
オンライン状況
2 人のユーザが現在オンラインです。 (2 人のユーザが D3ブログ を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 2

もっと...
Google

XOOPS Cube PROJECT